折形(おりがた)について | 山根折形礼法教室山根折形礼法教室
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山根折形礼法教室
折形について
折形の歴史
折形に使う和紙
代表的な折形

折形

(おりがた)

について


折形とは六百年以上の歴史を持つ武家社会の礼法の一つで、和紙を使い進物を包んで手渡すやり方と、儀式に使う和紙の飾りを総称する呼称です。上級武家のみが使用していた特別な和紙を目的別に使い分ける日本独自の文化です。

祝儀袋との関係

現在市販されている多くの祝儀・不祝儀の包みは金封、祝儀袋、のし袋などと呼ばれています。また贈り物をお店で無料サービスとして包む時に使う「内のし、外のし」と呼ばれる印刷された「のし紙」。千羽鶴などで有名な子供達中心に世界に普及した「折紙遊び」。これらはみな折形が変形または歪曲されて一般に普及し、さらに商業化され折形の基本原則から徐々にかけ離れて行った結果、新たに確立されたものです。

「おりかた」 と 「おりがた」 の呼称について

本来折紙礼法(おりがみれいほう)と呼ばれていた礼法折形は、遊びの折紙と混同され本来の姿を留めなくなっていきます。私の父で礼法学者、美学者であった山根章弘は専門であった倫理哲学の考えかたから、人間の行動美学を基にかつ吉凶の原則などに従った美しく折り目正しい折形を選別し後世にその「美学としての折形」を残そうと50年ほど前から折形の普及著述活動に取り組んで来ました。その際、遊戯折紙と折紙礼法を明確に分ける為に、あえて「折る方法」と読まれ誤解を招きやすい呼称「おりかた」を「おりがた」と呼び直して百科事典など多くのメディアにその定義を残しました。現在出版物やネットでの表記で「おりがた」と濁音のルビを使っているものは当教室の発表もしくは門弟によるものです。